去る2019年3月31日、ついにONE Championshipが日本上陸を果たしました!
イベント名は「A NEW ERA(新時代)」
新時代は開けたのか、そのイベントの当日の様子をまとめたいと思います。
舞台は、両国国技館
両国国技館で開催された今回のONE。
日本の歴史的な会場とMMAのコンストラストが不思議な感じ。
会場入口にはDJブース。
その横にはわかりやすくVIP用の入場ゲートが用意されていていました笑
一般入場ゲートは、長蛇の列。
日本人以外にも東南アジア系の方も多く、さすがONEという感じ。
チャンピオンベルトが展示されており、その横にはONEのリングガールがいました!
コスチュームが微妙……そこは、RIZINやUFCの方がいいかな、と。
真ん中のお兄ちゃんはよくわかりませんでした。
有名な人なのかな……
ONEならでは?の演出
各座席には、応援用のスティックバルーンと「光る棒」が備え付けてありました。
ボタンを押すとピカピカ光るやつ!
客席はこんな感じ!
光る棒がいい感じで、会場の雰囲気作りに力を入れている感じが伝わってきます。
しっかりとオープニングセレモニーがあり、和太鼓の演出や出場選手の紹介など、PRIDEを踏襲した演出でありながら、ONE独自の観客席も巻き込んだ演出があり、とても楽しいオープニングでした!
最高峰のマッチメイク
メインカードは、超豪華!
UFCから移ってきた、デメトリアス・ジョンソンとエディ・アルバレスの試合は、かなり盛り上がっていました。
アルバレスは、まさかのKO負け。
DJは若松選手相手に一本勝ち、若松選手も1Rは互角以上に渡り合っていました。
UFCの元チャンピオンも苦戦するという事実。
現在のONEのレベルがとても高いということを証明した試合となりました。
日本人王者誕生の期待がかかったミドル級タイトルマッチは、ミャンマーの英雄アウンラ・ンサンが、日本の長谷川賢選手を2R・KOで下し、防衛を果たしました。
試合後には、ヘビー級王者のブランドン・ベラがケージインし、ライトヘビー級でンサンに挑戦を表明しました。
ONEに限らず、最近のMMAは、階級をまたいでの対戦が多くなってますね〜
コ・メインイベントの女子ストロー級タイトルマッチのション・ジンナンVSアンジェラ・リーの一戦は、ジンナンがアンジェラ・リーの寝技を耐え、5Rに打撃で攻めきり、TKO勝ちで王座防衛に成功。
アンジェラ・リーはこれがプロ初黒星なんだとか。
そして、メインイベントのライト級のタイトルマッチ。
ここまで日本人の男子選手は全敗ということもあり、会場の雰囲気も異様なものとなっていました。
1R早々テイクダウンをきめた青木選手が王者のエドゥアルド・フォラヤンをそのまま肩固めで絞め落とし一本勝ちで、見事王座を奪還しました。
会場のボルテージも最高潮に!
試合後のマイクでは、「あのね、35歳になって、好きなことやって!家庭壊して一人ぼっちで格闘技やって、どうだお前ら羨ましいだろう!俺はな、こうやって明日もな、コツコツ生きてくんだよ!」と。
これまでの青木選手の苦悩というか人生がにじみ出ているというか、人間らしい感じがしてめちゃめちゃ共感した瞬間でした。
最後は、「俺たちは、ファミリーだ!」で締めていただきました!
開いた「新時代」
「新時代」と銘打って開催されたONE日本大会。
それは、UFCともPRIDEとも違う雰囲気のイベントだったように感じました。
選手に感情移入させる演出もさることながら、しっかり高いレベルの試合で観客を魅了するという、UFCとPRIDEをミックスしたような感じ。
主催者も、選手をしっかりマネジメントして、格闘技を通して社会に貢献したいという思いが強く伝わってきました。
これがきっとこれからの格闘技イベントの一つのスタンダードになってくるんだろうという、まさに新時代の到来を予感させるにふさわしいイベントでした。
それでは〜