こんにちは、シミズです。
昨年末、RIZIN.14が終わり、平成の格闘技興行はすべて終了しました。
思い返せば、毎年年末には様々なドラマがありました。
そこで平成の年末格闘技の歴史をまとめたいと思います。
大晦日の格闘技興行が本格化した2003年からまとめていきますよ〜
2003年
PRIDE SPECIAL 男祭り 2003
さいたまスーパーアリーナで開催。
大会キャッチコピーは、「本物の闘いは、ここにある。」
メインイベントは、アントニオ・ホジェリオ・ノゲイラvs桜庭和志でした。
K-1 PREMIUM 2003 Dynamite!!
ナゴヤドームで開催。
メインイベントは、ボブ・サップvs曙で、瞬間最高視聴率は驚異の43.0%を記録し、紅白を超えるという快挙を成し遂げました。
2004年
PRIDE 男祭り 2004 -SADAME-
さいたまスーパーアリーナで開催。
メインイベントでは、ヒョードルとノゲイラによるヘビー級王座統一戦が行われました。
まさに60億分の1を決めるにふさわしいカードでしたね〜
また、五味隆典がジェンス・パルバーを破り、軽量級世界最強を証明し、「大晦日にね、判定!?だめだよ、KOじゃなきゃ!」という名言を残しました。
K-1 PREMIUM 2004 Dynamite!!
大阪ドームで開催。
魔娑斗vs山本KIDの試合が行われたのが、このイベントでした。
2005年
PRIDE 男祭り 2005 頂-ITADAKI-
さいたまスーパーアリーナで開催。
大会キャッチコピーは、「生き様を倒すのは、生き様。」
ライト級GP決勝では、五味隆典が桜井マッハ速人を破り、PRIDE初の日本人王者になりました。
メインイベントでは、小川直也vs吉田秀彦という非情なるカードが組まれ注目を集めました。
K-1 PREMIUM 2005 Dynamite!!
大阪ドームで開催。
HERO'Sミドル級世界最強王者決定トーナメントの決勝で、山本KIDが須藤元気を破り優勝。
中尾芳広が試合前にヒース・ヒーリングにキスをし、殴られゴング前に失神するという事件が起きた大会でもありました。
2006年
PRIDE 男祭り 2006 -FUMETSU-
さいたまスーパーアリーナで開催。
大会キャッチコピーは、「誇りは、誰にも奪えない。」
PRIDE最後の大晦日興行となりました。
メインイベントでは、ヘビー級タイトルマッチでヒョードルがマーク・ハントを迎え撃ちました。
K-1 PREMIUM 2006 Dynamite!!
京セラドーム大阪で開催。
メインイベントで、秋山成勲と桜庭和志が対戦し、秋山成勲が全身にオイルを塗りたくった状態で試合をし、一方的に桜庭和志をボコボコにするという格闘技史に残る大事件(通称:ヌルヌル事件)が発生。
この大会で、須藤元気が突然の引退宣言。
2007年
やれんのか! 大晦日! 2007 Supported by M-1 GLOBAL
さいたまスーパーアリーナで開催。
この年にPRIDEが消滅し、旧PRIDEスタッフが集結し開催されました。
ヒョードルがチェ・ホンマンと対戦。
最も注目を集めた、三崎和雄vs秋山成勲の試合は、当日は三崎の劇的なKO勝利となったものの、後日三崎のはなったサッカーボールキックがルール違反とされ、ノーコンテストとなる後味の悪い展開に。
K-1 PREMIUM 2007 Dynamite!!
京セラドーム大阪で開催。
メインイベントは、桜庭和志vs船木誠勝。
魔娑斗、KID、サップとタレントは揃っていたものの、なんか地味なイベントでした。
2008年
Dynamite!! 〜勇気のチカラ2008〜
さいたまスーパーアリーナで開催。
ファン待望の田村潔司vs桜庭和志の一戦がついに実現。
他、その年に誕生したDREAMの選手も多数出場し、川尻達也がキックルールで武田幸三に、青木真也がエディ・アルバレスにそれぞれ勝利をおさめる活躍を見せました。
戦極の乱2009
1月4日にさいたまスーパーアリーナで開催。
メインイベントでは、北岡悟が五味隆典を破り、初代戦極ライト級チャンピオンに。
2009年
Dynamite!! 〜勇気のチカラ2009〜
さいたまスーパーアリーナで開催。
メインイベントでは、魔娑斗がアンディー・サワーと対戦し、引退しました。
また、DREAMとSRC(戦極)との対抗戦が開催。
大将戦と目されたライト級のチャンピオン同士の対決では、青木真也が廣田瑞人の腕を破壊後、中指を立てて挑発し、物議を醸しました。
2010年
Dynamite!! 〜勇気のチカラ2010〜
さいたまスーパーアリーナで開催。
DREAMフェザー級タイトルマッチで、高谷裕之がビビアーノ・フェルナンデスに挑戦しました。
戦極 Soul of Fight
12月30日に有明コロシアムで開催。
SRCフェザー級チャンピオンシップで、日沖発がマルロン・サンドロに挑戦しました。
全28試合のかなり長丁場の興行となり、大会後ずさんな運営体制が問題となり、SRCは活動休止へ。
2011年
FIGHT FOR JAPAN 元気ですか!! 大晦日!! 2011
さいたまスーパーアリーナで開催。
FEGの経営悪化により、Dynamite!!が開催できず、猪木率いるIGFが中心となり開催されました。
メインイベントは、ヒョードルvs石井慧の一戦。
セミでは、DREAMライト級タイトルマッチで、青木真也と北岡悟が激突。
2012年
DREAM.18 & GLORY 4 〜大晦日 SPECIAL 2012〜
さいたまスーパーアリーナで開催。
この年、DREAMを運営してきた会社が倒産したため、GLORYを運営する会社が協力する形で開催されました。
2部構成で、1部はDREAM.18、2部はGLORYのキックボクシングトーナメントが行われました。
2013年
この年は格闘技の大晦日興行は実施されず……
2014年
DEEP DREAM IMPACT 2014 〜大晦日SPECIAL〜
さいたまスーパーアリーナで開催。
メインイベントでは、DEEPライト級タイトルマッチとして、北岡悟が吉田善行と対戦しました。
また、DEEPとパンクラスの対抗戦も実施。
2015年
RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2015 さいたま3DAYS
さいたまスーパーアリーナで開催。
RIZINの旗揚げ興行で、12月29日の「SARABAの宴」と31日の「IZAの舞」が開催されました。
ヘビー級トーナメントが開催され、キング・モーが優勝。
また、ボブ・サップと曙の再戦も行われました。
2016年
Cygames presents RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2016 無差別級トーナメント FINAL ROUND
さいたまスーパーアリーナで開催。
前年と同じく、29日と31日に開催されました。
無差別級トーナメントが開催され、ミルコ・クロコップが優勝しました。
2017年
RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2017 バンタム級トーナメント&女子スーパーアトム級トーナメント Final ROUND
さいたまスーパーアリーナで開催。
バンタム級トーナメントでは堀口恭司が、女子スーパーアトム級トーナメントでは浅倉カンナが優勝を果たしました。
また、五味隆典が参戦し、矢地祐介と対戦。
2018年
Cygames presents RIZIN 平成最後のやれんのか!
さいたまスーパーアリーナで開催。
メインイベントは、川尻達也vs北岡悟。
Cygames presents RIZIN.14
さいたまスーパーアリーナで開催。
バンタム級と女子スーパーアトム級でそれぞれタイトルマッチが行われ、堀口恭司と浜崎朱加が王座獲得。
メインイベントでは、那須川天心がフロイド・メイウェザーとボクシングルールで対戦しました。
まとめ
以上、2003年から2018年の格闘技の大晦日興行をざっと振り返ってみました。
こうやって見ると、2003年から2005年までの格闘技バブルがあり、バブルが弾けたあとは開催されない年もあるなど、激動の時代だったことがわかります。
RIZINができて、少しずつ格闘技ブームが復活しつつある中で平成を終え、次の時代に突入するという形になりました。
今年、元号が変わって、一発目の大晦日興行はどんなイベントになるのでしょうか。
1年楽しみに待ちましょう!
それでは〜