こんにちは、シミズです。
個人のブログを開始したものの何について書こうかなぁと思っていたら、自分の母校が連日ニュースになっているではありませんか!
日芸出身で日大っていう意識はあんまりなかったけど、それでもあれだけメディアで「日大日大」取り上げられれば、気にはなるところ。
そこでブログ1発目は、最近世間を騒がしている日大アメフト部の悪質タックル問題をみていて感じたことを書きたいと思います。
純粋によく謝ったと思う
この記者会見は見ていて心が苦しかった。
20歳の青年が顔と実名を晒して謝罪の記者会見ををするなんて聞いたことがないし、会社や役所で不祥事が起きても、その当事者が出てきて謝罪や説明をすることなんてないのに、宮川選手の希望で今回の記者会見が行われたというから驚いた。
「顔を出さない謝罪はない」
「事実の公表が償いの第一歩」
監督やコーチの指示があったとしてもやったのは自分の責任だと一貫して話していたし、監督のせいだって言わせたいマスコミの質問にもしっかり自分の責任だと反省して答えている姿をみて、純粋によく謝ったと思う。
世の中には自分の罪を認めずに逃げ回るおじさんがたくさんいる中で、この青年は潔かった。
そこは見習うというか、謝るってそういうことなんじゃないかって改めて思った。
日大の部活動、大学の運動部のイメージ
日大って各学部ごとにキャンパスが独立していて、ほとんど他学部と関わる機会はまずないんです。
だから、サークルとか部活も学部内で完結することが多い。
各学部に非公認のサークルは数多くあって、公認の部活も「日本大学〜学部〜部」みたいに各学部ごとにあります。
今回騒動になっているアメフト部や駅伝とかに出てるのは、日本大学保健体育審議会なる組織が統括する部で、そこに所属している運動部というのは、各学部の運動部よりも遥かにガチで、その部員はその競技をやるために全国から集められている精鋭って感じ。
自分は大学でスポーツはやってこなかったけど、日大に限らず、大学の体育会の部に所属していてスポーツをしている学生は、本当にそのスポーツにガチなんだろうなっていうイメージですよね。
国公立大は別として、日大のような大きな私立大学の部活でスポーツをやるっていうのは、本当に大学4年間をそれに捧げるくらいの覚悟でやっているんだろうなって思う。
宮川選手もアメフトをやるために日大に入って、日々ハードな練習に打ち込んできて、試合に出れない焦りから今回のタックルに繋がってしまったんじゃないかなぁ。
狭い世界でやってきて追い詰められての結果
宮川選手はアメフトを高校からはじめたみたいだけど、大学スポーツをやる学生って大学に入る前からずっと部活なりクラブチームでそのスポーツをしてきて、大学もその延長でやっているイメージ。
今回、実際にタックルをしたのは宮川選手で、それに対して罪がないとは思わないけど、そこまで追い詰められていたんじゃ仕方ないんじゃないかとも思う。
そこまで追い詰めた監督やコーチの責任の方が遥かに重いんじゃないか。
自分も中高と部活でバレーボールに熱中してきて、当時はその部の世界が全てになってしまっていた記憶がある。
今でこそ大人になって、別に理不尽な指導者の指導に反発して、レギュラーを外されるなり、退部になったとしても、それで人生がどうこうなるわけじゃなしって思うけれど、当時はそれが全てで逆らったら終わりみたいな精神状態になったこともあった。
先輩に逆らったらもう部にはいられない、とか。
自分は悪くないのにペナルティでグラウンド何周ってなっても逆らえない、とか。
運動部に所属していたことがあれば、一度は経験したことがある人も多いと思う。
今回のアメフトのは行き過ぎだけど、根本は同じような気がします。
たまたま宮川選手は、よくない指導者に当たってしまって今回のタックルに行きついてしまっただけで、同様の問題は日本各地の学生スポーツの現場に蔓延してるんじゃないかなぁ
今回の一件が、ただの監督コーチバッシングで終わらずに、学生スポーツの仕組みとか現状を見直すきっかけになることを願います。
それと宮川選手はもうアメフトはやらないみたいだけど、ぜひ次の目標を見つけて頑張ってほしい。
それでは〜