みなさんは、Appleのホームアプリを有効活用できてますでしょうか?
実は、HomeKit非対応の製品でもHomebridgeを通して、対応させることができちゃうんです!!
はじめに
今回は、私が大好きなAppleのHomeKitについての話を書こうと思います。
HomeKit対応製品がほとんどない中いろいろ探してみたところ、homebridgeと組み合わせることで、いろんなものがAppleホームアプリでコントロールできる様になることがわかり、試してみるとかなり良かったので紹介します!
今回のゴールは、「Homebridgeサーバーを構築し、プラグインをインストール、設定を済ませて、Appleホームアプリで、制御できる様にする」という感じです。
公式ドキュメント
下記に公式ドキュメントを貼っておきますが、ぱっと見何が何だかわからない人も多いと思いますので、今回のしたやり方が一番再現性があると思い紹介させて頂きました。
https://github.com/homebridge/homebridge
上記のように、Homebridgeからインストール用のOSイメージが配布されていたりと、方法はいくつかりますが、今回は一番簡単であろう、Raspberry Pi Imagerを使った方法を紹介します。
実践!
早速ですが、実践してみましょう!
下準備
必要なもの
Homebridgeのインストール
まずは、公式サイトからOSをインストールするために必要なソフトである「Raspberry Pi Imager」をダウンロードしましょう!
その後、お手持ちのPCにインストールし、起動するとこんな感じのものが出て来ます。
ここからは、たくさんあるRaspberryPiのどのデバイスに、何OSをインストールするかを決め、最後にインストール先のMicroSDカードを選択後、「次へ」を押しインストールします。
※SDカードの種類によっては、インストールに5分〜15分ほどかかる場合があります。
OSを書き込んだMicroSDカードをRaspberry Piに挿し、電源を入れるとインストール完了!
セットアップ(ネットワーク)
今回は下記の構成でhomebridgeの構築しました。
・Raspberry Pi 3 Model B
・SP MicroSD 8GB
・NIMASOのMicroUSBケーブル
・15W出力の電源アダプタ
・Macmini(セットアップ用)
※実際初めて購入される方は、すべてセットになっているキットがおすすめです↓↓
それでは、ネットワークへの接続を行い、設定を行いましょう!
電源ケーブルを繋ぐと、Raspberry Pi上のLEDが光りだし動作を開始します。
有線LANポートへLANケーブルを挿す、または、Wi-Fiに接続します。
Wi-Fi接続の場合は、スマホやPCなどでのWi-Fi設定画面を開き「Homebridge Setup(xxxx)」を選択し、ネットワークの設定をすることで接続ができます。↓
※Wi-Fi接続でも問題なく動作は可能ですが、安定性を考え、有線LAN接続をお勧めします。
セットアップ
では、homebridgeのセットアップをしていきます。※参考動画↓↓
まずは、Chromeなどで「homebridge.local」と検索してください。
すると、この様な画面が出てくるので、「さぁ、始めよう!」を押して進めていきましょう!!
1. 登録したいユーザー名とパスワードを入力し、アカウントを作っていきましょう!
※プラグインの調整や登録な度をする際に必要です。
2. 設定が完了するとダッシュボードを開くことができるので、先に進めていきましょう!
3. ダッシュボードはこの様な画面で、なにやら難しそうなものがいっぱいありますね!
この画面で、機器の状態や動作の確認、プラグインの追加などをすることができます。
画面のQRコードをiPhone/iPadで読み込むことにより、Appleホームに追加することができます!※この状態のままでは何も連携していないので、追加しても特に何も起きません。
プラグインのインストール
4. プラグインを追加して、アクセサリーを増やそう!
好きなプラグインを追加できるので、自分に合ったものを入れてカスタマイズできます。
◆ちなみに、私は以下の4つを入れていて、とても快適に使えています!
・SwitchBot:登録したSwitchBot製品を連携させることができる ※一部非対応モノもあり
・Homebridge Nature Remo Cloud Aircon:NatureRemoに登録したエアコンを扱える様になる
・Homebridge Open Sesame:セサミスマートロックを対応させることができる
・Homebridge WoL:WindowなどのPCを遠隔で起動できる様になる
■今回は、SwitchBotのプラグインを入れてみましょう!
検索欄で、「SwitchBot」と検索し、右上に出てくる「Homebridge SwitchBot」をクリック
※オレンジ色の矢印です。
こんな画面が出てくるのでインストールをクリックし、しばらく待ちましょう。
※私の場合は、3分ほどかかりました。
インストールが完了すると、再起動を求められることがあるので、画面の指示通りに進めましょう。
再起動が終わると、プラグインの中に「SwitchBot」というのがあると思います。
◆ここで、必要になってくる情報を用意します!
SwitchBotのスマホアプリを開いておきましょう!
右下の「プロフィール」>「設定」>「開発者向けオプション」を押します。
ここで、トークンコードとクライアントシークレットコードが表示されるので、右側のコピーボタンをクリックし、スマホのメモ帳などに記録しておきましょう!※2つとも必要です。
※iPhoneとMacであれば、ユニバーサルクリップボードで自動同期されるので、そのままコピペしてもOK!
◆では、homebridgeのプラグインの画面に戻ります。
右上のアイコンを押すと初期設定ができるので、設定を開き、中央の「CONTINUE→」をクリック
一番上の「SwitchBot Account Info」を開き、先ほどメモしておいた、2つのコードを入力します。
入力後「保存」を押し、homebridgeを再起動すると、[アクセサリ]のところにアプリに登録しているSwitchBot製品が出てくる様になります。
バッテリー残量や、センサーの状態などはバラバラになっています。
この状態で、[ダッシュボード]のQRコードを読むとAppleホームに追加されるので、配置やグループ分けをして、使いやすい様にカスタマイズしましょう!!
この様に、Appleホームアプリの設定内にある「ホームハブ&ブリッジ」を確認すると、登録したhomebridge内のアクセサリが確認できる様になっています。
※私の場合は、他に追加しているアクセサリーがたくさん加わっています。
まとめ
このように、RaspberryPiを使って、簡単にAppleホームへの連携ができます。
家の外から遠隔操作したりするには、AppleTVやHomePodなどを自宅に設置しておく必要がありますが、スマートホーム化に興味を持っていて、気になっていた方は、ぜひ参考にしてください!
私が追加しているプラグインに関しての説明は、ご要望があれば、また別の機会にでも書こうと思います!
その他、質問や取り上げて欲しい内容などございましたら、コメントや問い合わせ用メールにて、ご連絡ください!
コメント
ちょうど困っていたので、参考になりました。
PCの遠隔起動がやってみたいので、WOLのプラグインについても教えてください!
大変助かりました。
挑戦しようと思っていたので、助かりました!
参考にさせていただきます